2025/12/05 22:25
アマプラのトップページを眺めていました。
上から下まで、ずらっとものすごい数の作品が並んでいます。
高層ビル群を眺めたときに、この何千何万もある窓、一つひとつの向こうに何人もの人がいて、それぞれが役割を担って働いてるのか、怖すぎるな……と思った経験があるのですが、それと同様に膨大な作品群を見て、これらの作品すべてが、何十何百という人が一所懸命に情熱を注ぎ、すごいスタッフとすごいキャストが集まって、自分のような一般人には想像もつかない知恵と工夫と技術の集積としてできあがっているものなんだと思うと、そのスケールに圧倒されるような気もするわけです。
けれど、その素晴らしい作品群の並び立つ様を前にして、どれにもアクセスできる状況であるにもかかわらず、なぜか一向に、ひとつも「見たい」という気持ちがおきません。
けれど、その素晴らしい作品群の並び立つ様を前にして、どれにもアクセスできる状況であるにもかかわらず、なぜか一向に、ひとつも「見たい」という気持ちがおきません。
好みに合う合わないはあるかもしれないけれど、どの作品だってきっとプロフェッショナルの技術と知恵の結晶であるはずなのに、そこに誘引されていかない自分はなんなんだ……という焦りというか、魅力を感じてしかるべきなのではないかという脅迫感のようなものばかりが頭と心によぎります。
あまり健康的な考え方ではないなあ……
別にわくわくしなくてもいいんだろうけどなあ……
なんて思いながら、焦燥感をおぼえつつ、タイトル一覧画面を上から下へ、左から右へと、カチカチカチカチ進みます。
楽しまなきゃいけないんだよ、わくわくしなきゃいけないんだよという、現代的な呪いでもあるのでしょうか。
お茶でも飲みながら、のんびり過ごしていきたいですね。
