2025/11/24 21:56
普段ほとんど見ない大相撲ですが、昨日の千秋楽はひさびさにTV中継を見ていました。
安青錦と豊昇龍の優勝決定戦。
母国を離れて、きっと慣れない環境の中で精一杯戦い続けている二人の対決で、どちらもにも勝ってもらいたいなと思いながら、そういうわけにもいかないですもんね。
相撲は言うまでもなくスポーツでもあり、神事でもありますから、いろいろなしきたりがあふれていて、それもまた見る者にとっての魅力の一部になっている感じはありますね。
私などは根っからの不信心者なので、神様なら多少手順を違えたとて、大きな心で見守ってくれるんじゃないの?と思っているのですが、厳しいお相撲の世界ではやはりそういうわけにもいかないのでしょうね。
様式を守ることから生まれる美しさがあるのもきっと事実で、そのあたりが外国人の方も含めて多くのファンの心をつかんでいる理由なのでしょうか。
あんまりしきたり、決まり、ルール、手順……守るべきものばっかりで頭がカチンコチンになってしまうのも楽しくないけれど、なんでもかんでも自由で最低限のルールだけでというのも、また何かを失ってしまうのでしょう。
全然決まりごとの性質が違うような気がするけれど、たぶん紅茶のいれ方も、あれもこれも守らなくちゃとカチンコチンになってもつまらないし、好き勝手でテキトーにいれてももったいないし……という、程よい加減があるのかもしれません。
何ごともバランスが大切ですね。
息を吸ったり吐いたりしながら、のんびり、でもしっかりと。そんな毎日が過ごせたらいいですね。
