2025/11/08 22:12

11月も半ばが近くなり、二十四節気も立冬へと移り変わりました。

札幌ではたいそう雪が積もっているそうで、今年の秋もあっという間でしたね。

秋の夜長といえば「灯火親しむべし」の漢詩にあるように、読書の秋を堪能するのにぴったりなわけですが、それはそれとしてカーリングだ、ラグビーだ、F1だと生配信で見られる時代に暮らしている者としては、本よりも中継にどうしても気持ちを持っていかれてしまうものです。

最近、読んだ本はといえば、大好きな伊坂幸太郎さんの「さよならジャバウォック」。
相変わらずの洒脱で軽妙な伊坂ワールドの向こう側で、自分の正義についてじっくりと考えさせられるおもしろくもどこかほろ苦い素敵な作品でした。

紅茶を飲みながら、静かな夜に読書もいいですよね……とラグビー中継を見ながら思う夜でした。