2025/10/25 22:02

夜中、目が覚めてトイレへ向かうあいだ、直前まで見ていた夢がどんなだったかを思い浮かべます。

けど思い出せるのは夢の出口に近い部分だけで、その前に何を見ていたかははっきりと思い出せない。

夢は出口に近いほど、理解できる程度にリアルな社会に近づいてしまってダイナミズムを失ってしまうんだな。きっともっと深い部分では、現実世界に染まった自分なんかには理解できないぐらいに複雑で奇想天外で、ダイナミックで、わけのわからない世界を見ているんだろうなと思うと、結構くやしい限りです。

私たちにはすぐそばにあるのに目に見えない世界がたくさんあって、夢の世界もそうだし、人間がたどりつけない、たとえば熱湯や毒ガスの中、深海深い暗闇の世界もそうだし、細胞(というかミトコンドリア)の中で起きている量子的な出来ごとも、みんな私たちは見ることができていません。
世界は見えないことに満ちている!!

なんかね、すべて見えた気になって生きているともったいないような気がしちゃいます。こんなに見えなくて、想像の余地がたくさん残されている世界なのに。

あれが見えた、これも見えたと、見えることばかり数えて生きるよりも、もしかしたら、見えないなあ、おもしろいなあと思って生きる方が楽しいことも、もしかしたらあるかもしれないですね。