2025/10/18 22:27

劇作家の三谷幸喜さんが好きなので、何十年ぶりだかの民放連ドラ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」を録り溜めておりまして。つい先ほどようやく第一回を見たんですね。


舞台が1984年の渋谷。
まだまだ私は東北の片田舎で中学生をやっていた頃で、渋谷の飲み屋街の出来ごとなんて、遠いとおい世界のお話。時代的な共感というのはあるような、ないような、という感じでした。物語はこれからおもしろくなっていくのかな。楽しみですね。

で、1984年頃の私はといえば、ひたすら部活に汗を流しつつ、アニメをたくさん見て、スポーツ中継があればテレビにかじりついてという生活をしていた記憶があります。1984年といえば、前回のロサンゼルスオリンピック(次回2028年がロサンゼルス開催なので「前回の」としています)の開催年。

今、調べたらNHKの衛星放送の試験放送開始がこの年の5月だったらしいので、そんなもの我が家で見られるはずもなく、ただひたすら(今で言う)地上波放送でオリンピック番組が流れるのを待って、派手派手な開会式に始まり、山下泰裕の金メダルや男子体操陣の活躍、アンデルセンの女子マラソンなど、母がいれてくれる紅茶を飲みながら、手に汗を握ってみていたように思います。

その後、スポーツ好きはずっと変わらないけれど、テレビchのリソースは極めて限られていた時代ですから、こづかいがちょっと潤沢になった高校時代にはひたすらスポーツ雑誌を毎月買い込んで、あれこれ見たこともない選手のプレーを頭に思い浮かべながら、わくわくと心躍らせていたものです。

それが2025年となった今では、今日だって、朝早くからF1中継を見て、駅伝の予選会、メジャーリーグのリーグチャンピオンシップ、ラグビーの国際試合、そしてJリーグと、ずっとずっと一日中スポーツ中継を見ているような有り様。なんて素敵な時代なんでしょう。未来ってすばらしいですね。

紅茶のあり様も、この40年で変わったのかな。たぶん大きく変わりましたよね。
いろいろな産地の紅茶が簡単に手に入るようになったし、さまざまなアレンジティーのレシピも簡単に参照することができるようになりました。

一方で、私としてはこちらの変化の方がうれしいのですが、町中でさまざまな茶系飲料を手軽に入手して飲むことができるようになりました。TEAVANAやゴンチャをはじめ、いろいろなお店で、ストレートの紅茶を飲む人は少ないかもしれないけれど、紅茶やその他のお茶をベースにした飲み物を好んで飲む人がとてもとても増えました。コンビニでも紅茶が買えますしね。
それは、90年代に紅茶にハマり始めた自分が憧れたような、すごく素敵な未来である気がします。

これから先の未来にはどんな素敵な変化が待ち受けてるんでしょうか。
楽しみですね。
何が起こるかわからないけれど、未来はきっと明るいんだと、そう信じられる気がします。