2025/10/11 21:47
今日はさんまを食べながら40年前に祖母から
「この子はお魚をきれいに食べるねぇ」
と言われたことを思い出す、そんな一日でした。
言った本人は、きれいに骨だけになった皿を見て何気なく口にしただけでしょうし、言われたこちらも「でしょ!魚好きだからね」って思ったぐらいでどうってことはなかったと思うのだけど。けれど、なんだか妙にうれしかったのをおぼえているし、だからこそまだ記憶に残っているんでしょうね。
無数の何気ない会話が記憶の彼方に消えていく中で、「おぼえておこう!」と決意したわけでもないのに、どういうわけか残り続ける会話があって。なにか特別な日の特別な会話ではなく、そういうどうでも良さそうだけど、なぜか記憶に残る何気なさみたいなものほど、なんだか今になるとすごく価値があるような気がして。
家族の絆とか人の記憶ってなかなか思うようにならない部分もあって面白いなと思います。
父や母と紅茶を飲んだ記憶もこのまま残っていって、10年後、20年後の自分にとって宝になっているといいな。