2025/09/03 22:15
砂時計が好きという話は過去に何度か書いた気がします。
大学生の頃、働き始めた紅茶専門店でお茶をいれる際に使っていたのが砂鉄を使った砂時計で、それ以来25年間、今使っているのが何代目なのかはわからないけれど、紅茶をいれるときにはずっと同様の砂時計を使いつづけています。

もう何回、何万回ひっくり返したのだろう。
何ごとも繰り返しやっていれば上手になるというし、砂時計をひっくり返すのは一般の人よりかなり上手になっていてもいい頃です。
砂時計を上手にひっくり返すってどういうことなのか、よくわからないけれど(笑
デジタルのメモリが正確にカウントダウンされていくよりも、私は何秒かのずれがあったとて、砂鉄の粒がサーッと落ちていく時間の方が好きなようです。そういえば茶葉の分量をデジタルスケールで測るのも嫌いだし、お湯の量も目分量だし、ざっくりした感じが好きなのかもしれません。家でのんびり紅茶を飲むなら、それぐらいざっくりがちょうどいいと感じちゃうんですね。
明日もあさっても、きっと砂時計をひっくり返すだろうと思います。
もし将来、自分のお通夜やお葬式が執り行われることがあったら、焼香していただくかわりに砂時計をひっくり返してもらおうかな。きっとその方がうれしいだろうな。
あと人生で何回、砂時計をひっくり返すんだろう。楽しみだな。