2025/06/28 21:45

先日、栃木県の佐野市出身の方と話す機会がありまして。


自分:「佐野といえば、100%『佐野ラーメン』って言われるんじゃないですか?」
お相手:「そうですね、言われますねー。けど僕としては佐野といえば……」
自分:「佐野といえば……?」

お相手:「いもフライなんですよね」
自分:「いもフライ!!」
お相手:「なんですよね。ラーメンももちろんおいしいんだけど、僕としては佐野の味はいもフライですねー」



そうですよね、佐野といえば、ソウルフードのいもフライですよね。って、興奮してみても食べたことはなくてTVで見たぐらいなんですけれど。

佐野市観光協会さん:いもフライ

おいしそうですよねー。
その方が言うには
「フライというけど天ぷらっぽい衣で、何より特製のソースがおいしい」
んだそうです。

いいなあ、食べてみたいなあ。

いわゆるB級グルメと呼ばれるものなのかもしれないけれど、こういうなんでもない、どこにもありそうな食材が自分にとって大切な味になるというのがなんとも素敵だなと思います。

その存在が生活に染み込むことで、かけがえのないものになる。B級グルメだけではなく、A級(?)だって、飲み物だって、なんだって。話題性や希少性や価格など、価値を測るものさしはいろいろあるけれど、こんな風にじんわりとした価値もつくづく素敵だなと思うんです。

犬猫紅茶店の紅茶も、どこかの誰かに、「紅茶といえば……」なんて思ってもらえたら、すごくうれしいですね。

しかし、いもフライ食べたいなあ。都内のどこかで簡単に食べられる場所があったりするのかなあ