2021/06/14 16:44
スラスラと、サラサラと
おいしいと感じたままの感覚を言葉にかえて、思うままに表現ができたらどれほど素晴らしいでしょう。
犬猫紅茶店が立ち上がって、もう5年以上経過しましたが、いまだに犬や猫、鯨の味わいを適切に表現できている気がしません。普段、日常生活の中で口にする紅茶は、ほとんど自分のところのものばかり。5年超でいったい何杯の犬や猫、鯨を味わったかわかりません。それなのにうまく表現することができないんです(涙)。
幼いころから感覚を言葉にすることが苦手でした。
嫌いな食べ物を前にしてまったく食べられず、兄はリビングでテレビを見ているのに自分はいつまでもお皿とにらみつけ。母から「なんで食べられないの?」と叱るように(と、当時は感じていた)問われて、「そんなのわかんないよ!」と強く言い返した記憶があります。おいしいもおいしくないも、好きも嫌いも、うまく言葉にできない。あの頃からなにも成長していない……。
犬猫紅茶店のお茶の良さを上手に伝えられないことにも、やはりもどかしさを感じてしまいます。本当なら、もっといろんな人に喜んでもらえるブレンドなのに、その魅力を届けられなくて情けないなあって、ついつい考えてしまうんです。味を正確に表現するだけではなくて、それが飲み手にとってどんな心地のものなのか。もっともっとしっかり伝えられるように頑張らなくちゃ。
そうすればマヨネーズの何がイヤなのかもうまく説明できるようになるかもしれないですね(笑)