2021/05/01 17:47

もう30年も前の話なのに、いまだに性懲りもなく大学時代の夢を見ます。試験に遅刻しそうになったり、単位を落とすことが確定したり。わかりやすい悪夢で夢の中で焦りまくって、朝の目覚めはさわやかどころか、冷や汗の中。最悪の気分です。



もう試験を受けなくていいのは、大人になってうれしいことの一つですが、以前、紅茶屋さんとしてお客さんに紅茶を出していた頃、試験と同じぐらい焦って、イヤな汗をかく状況をよく味わいました。わかります?



それは、手元に熱いお湯がない状態……

お客さんが何人も待っているのに、手元にはお湯がない。たくさん沸かそうと思えば時間がかかる。でもたくさん沸かさないと、ずっと大勢を待たせることになる。どうしよう、どうしよう。まだ沸かない!!!!

他の紅茶屋さんがどうかは知りませんが、私はこの状態が本当に本当に大嫌いでした。しかもこれは夢じゃなくて、現実に起こっていた話(まあ、単位を落としたのも、その昔には現実でしたが)なので恐怖以外の何ものでもありません。今は人前で紅茶をいれることがないので、この恐怖を味わわなくていいというだけでありがたく感じます。

もちろん、事前に早く沸かせるようにある程度温めてお湯を手元に準備してあるんですよ。普段は。でもあまり汲み置き時間が長くなると、水が新鮮じゃなくなってしまうので汲みなおしたりして。そうして手元にお湯がなくなった瞬間に、お客さんがドバーっと来たりして……

思い返すだけで心臓がドキドキします。

自分がお客さんの場合を考えれば、多少待たされたところでどうってことないんですけどね。でも店の人の立場になると、今でも想像するだけでゾッとします。

書いてたらどんどん怖くなってきたので、ちょっとのんびり紅茶をいれて、怖い記憶をリセットしたいと思います。

連休の方が多いと思います。皆さんも、のんびりした紅茶をぜひ。