2021/04/12 16:08

学生時代、アルバイトしていた紅茶専門店では

紅茶をいれる際の時間管理は砂時計で行っていました



お客様のところには抽出しおわってから
茶葉を抜いて紅茶のみをポットに移して出すスタイル
(お客様目線でいえば、ポットに茶葉が入ってないスタイル)

そういえば紅茶を出すお店には大きく2通りのスタイルがありますね
ポットに茶葉をいれたまま、砂時計や茶こしと一緒に出すスタイルと
↑のように茶葉を抜いて出すスタイル

別にどっちが正解ってことはないと思うんだけど
どのお店の方もここは結構真剣に悩んで結論を出していたりするので
ときに議論(?)になったりすることもあります
違うスタイルに対して怒り出す店主さんもまれにいます(体験ずみ)
そんなにカリカリしなくてもいいのにねー


茶葉を抜くメリットに関しては
お茶が渋くなるのを防げるというのが一番のメリットですね
店側がこんな風味で味わってほしいなと思うタイミングのお茶を
出すことができます
また、お客様に手をわずらわせなくて済むというメリットもありますね
今は減ったけど、回転式の茶こしの使い方がわからないという方も
以前は多くいらっしゃいましたし(たしかに初見ではわからないよね……)


回転式茶こし、これね(引退した使い古ししか手元になかった。汚くてごめんなさい)


ちなみにこんな風にひっかけて使います(知ってると思うけど。お茶のしずくが下に落ちずにテーブルに置いておけるメリットがあります)


って茶こしの話ではなく、茶葉をいれるかどうかの話
話を戻すと茶葉抜きスタイルのメリットは
・ベスト(だと考える)抽出具合のお茶を出せる
・お客様がめんどくさいことをしなくていい
という2点

逆に茶葉ありで出すメリットは
・お客様の好みの濃さで楽しめる
・注文して比較的早く出てくる
・茶葉を濾すという参加型で楽しめる
というところでしょうか。
あと出がらしの茶葉を見られるというメリットもマニアな人にはあるかも

まあ、基本どちらかのメリットは
どちらかのデメリットの裏返しなので、
ほんと一長一短。どっちがいい悪いでもないですよね


個人的な好みを言えば
茶葉抜きスタイルの店舗で育ったので、そっちの方が好みかなあ
砂時計を置いて「砂が落ちたらお召し上がりください」っていうのが
なんだか命令っぽくて、ちょっとめんどくさいというのもあるかもしれません
その辺が紅茶専門店ってめんどくさいと思われる原因の一つなのかもなあとか
(ほんとに個人的な感想です。やってるお店の悪口じゃないです!石を投げないで!!!)


メニューに
「茶葉抜きで出すか、茶葉いれたままで出すかご指定ください」ってあればいいのかな?
って、もっとめんどくさいお店になるなあ(笑)

きっと正解なんてないから、どんなスタイルで出すかもお店の個性になるんでしょうね!