2018/08/08 11:48
最近の猛暑が嘘のように、東京ではここ数日台風の影響からか涼しい日が続いています。北海道では秋めいた風が吹いたり、東海から西日本では相変わらず猛暑日が続いたり、日本は広いなというか、あらためて各地の気候は違うものだなと痛感させられるようなお天気です
で、東京なんですが、雨は気になりますが、ホッとひと息つけるようなこの涼しさで、個人的には文字を読む気力も復活しようというものです。先週までは夏バテを通り越して、つねに体中が熱を持っているような感覚で体調もすぐれず、本を読むどころではなかったですからね
さきほど ↑ の写真を撮るために古い文庫本を本棚からがさっと手に取ってみて、やっぱりこの古い本の匂いと濃茶に変色した紙の色に癒やされるな〜なんてことを感じていました。読む気力なんて話をしておきながらなんですが、手に取るだけでふわっと柔らかい空気に包んでくれて、現実と意識があいまいだった昔を思い出させてくれるような気がしてしまいます
本と紅茶の相性って最高なんだよという話を以前からことあるごとにしているのですが、いろんなものを境界をあいまいにしてくれる力を両方持っているのかもしれないなんてことを思います。現実と虚構、現代と過去・未来、緊張と弛緩、不連続と連続……
今週から来週にかけて仕事もお休みなんていう方も多いかと思います。ちょっと懐かしい本を手に取って、紅茶とともに楽しんでみる夏休みもオススメですよ
本棚を眺めるあいだにゆっくりとポットで茶葉を泳がせてみるのもいいかもですね