2018/08/01 11:49



小中学校で行われた全国学力テストの結果が公表されたそうで、記事によると政令指定都市のある道府県では、政令市が他の自治体よりも正答率が高い傾向があったとか。

JIJI.com
政令市、高正答率続く=応用力は依然課題
(引用)
今回、公立小中の国語、算数・数学各A・Bと理科の10種類全てで同じ道府県の他地域の平均を上回ったのは仙台、さいたま、横浜、川崎の4市。札幌、千葉、静岡、京都、岡山、福岡の6市は一部が同じで、それ以外が平均より高かった。一方、大阪市は全て下回った。”

政令市は全国で20ある中で、全部あるいは一部以外で平均を上回った市が合計10市ということは、見出しに「政令市、高正答率続く」と書くほど「政令市の方が上!」という結果なのかどうか正直よく分かりませんが、それでも多くの政令市で同県内の他地域に比べ「同じか上」という傾向が現れたのでしょう

平たく言えば、「同じ教育方針の下ならば、都会の子の方が勉強ができるようになる」ということですね(大阪は大阪市と府内他自治体の経済格差(都会度)によそほど大きな差はなさそうですし)

私も地方都市でありながら繁華街にほど近いところで育ち、市の中心部にある小中高と進んだので、学習環境は正直、県と言わず地方の中でもかなり恵まれていた方だと思います。小中高すべて伝統校だったので、今思えば市内・県内でも力量のある先生方が揃い、また学外には学習塾も予備校も選ぶ余裕があるほど揃っていました。そんなような環境で育っているので、上記の記事を見れば、「そういう結果にはなるんだろうな」と納得感も強い物があります

一方で、それってなんだか不公平だなと思ってしまうところもあります。子供が自分の力ではなんとすることもできない、生まれる場所、育つ場所の影響で人生がそれほどまでに大きく左右されるのは、いまいち解せない感があります
人が暮らす場所には当然個性があり、個性があるということは生活に違いが出る、違いが出るということは一定の局面でそれが差になって表れる。理屈として分かるんだけれど、やっぱりなんか腑に落ちない気持ちは残ります

長々といったい何の話を書いているかというとですね、犬猫紅茶店の送料の話なんですね

ここまでだらだらと書いたように、住む場所でラッキー・アンラッキーに差があるのは私はあまり好きではありません。なので北海道に住んでるから、沖縄に暮らしてるから、送料が随分高くなるというのはあまりうれしくない。もちろん、それだけ配送に手間と時間がかかるのだから、東京から千葉に物を送るのと、沖縄に送るのとでは価格が変わって当然なのは分かります。けれど、やっぱり、日本国内に暮らしているのであれば、どこの人にも同じ手軽さで商品を手にしてもらいたいと思っています

そのため、犬猫紅茶店では送料を商品代に含み、全国どこからお求めいただくにも同じご負担で送れるように調整しています。もしかしたら、首都圏の人が割を食って損していると思われてしまうかもしれませんが、そこは注文数も多いので負担が大きく増えているということはなくって、どちらかといえば地方への送料を値引きしている感覚の設定にしてあります。とはいえ、ほんの少しとはいえ、負担が増している方もいるので、そこはもう「そういう方針なんです」で納得していただければとお願いするしかありません。四ッ谷へ出てこられる範囲の方であれば、お出かけのついでに立ち寄っていただき、出張販売をご利用いただくのも一つの解決法になりますので(次回は8/21火曜日です)

多くの人に、できうる限り同じ条件で、当店の紅茶を迎え入れていただければ、とてもうれしく思います。一方的に想いを押しつけてしまって恐縮ですが、ご理解をいただけるとうれしいです。よろしくお願いいたします