2018/07/20 13:13

昨日から今日にかけて夢に関する記事を2つ目にしました

紅茶に関係ないエントリーで恐縮ですが……



野球独立リーグ「夢を諦める場所」厳しい選手生活と喜び ー福井新聞 ON LINE

本田圭佑が朝鮮学校をサプライズ訪問 「夢を諦めないこと」を訴える ーハフポスト日本版


上の記事では「夢を諦める場所」が「夢を切り替える場所。そして新しい目標を見つける場所」になると説きます
下の記事には「夢を持つこと。夢を忘れないこと。夢を諦めないこと」というメッセージが学生に伝えられたとあります

一見すると夢を「諦めること」と「諦めない」こと、真逆の価値観を語っているようですがきっとそう単純なものでもないのかなという感想を持ちました

言うまでもなく夢を持つことは大切なことなんだと思います。それに向かって努力することで磨かれる人間性、夢が叶う喜び、かなわなかったとしてもその過程で得られた成果などなど。夢を持つこと、目指すことで、生きる力は存分に磨かれるのでしょう

一方で夢を諦めることも大切だと思います。いつまでもプロ野球選手になりたいと夢見たところで、30歳を過ぎてからその地位にたどり着くことはほぼあり得ないでしょう。アイドルと結婚したいと夢見たところで、それが実現する人はほとんどいません。もっと身近な例で考えても、たとえば司法試験合格を夢見て何十歳まで定職に就かず勉強に時間を費やすことができるのかなんてのもありますし、そういえば今の朝ドラも、漫画家の夢に破れた主人公の物語ですね

夢は持つべきものであり、諦めるものでもあるわけです

この2つの記事を眺めながら、夢と目標の間の言葉があればいいのになということをぼんやりと思いました
「翻訳できない、世界のことば」という書籍が人気を集めましたが、もしかしたら夢と目標の間に滑り込むものを現す言葉が外国語にはあったりするのでしょうか。「夢」と聞くと実現可能性がかなり低いものに感じますし、「目標」と聞けば実現可能性のかなり高いもの、実現しなきゃいけないプレッシャーのようなものも感じもします。

日本語に「夢」と「目標」の間に当てはまる言葉があれば、もっとスムーズに夢を諦めても、そこを切り替えて新しい何かに向けてスタートを切ることができて、夢を諦めず持ちつづけることができるのではないかと、そんな風に思います

夢破れた途端に、望ましい職にも就けず死んだ魚のような目になって惰性で生きるのではなく、夢破れた人こそがいきいきできる社会になってこそ大人が子供に向かって「夢を持て」って言える気がするんですね。夢をもったら負けなんじゃなくて、なんど夢に破れても、何歳になっても、夢と目標の間に向かって挑戦しつづけられる社会になればいいんですけどね

そうすれば、みんなちょっとぐらい紅茶でのんびりする余裕も生まれるのかな

まあ、紅茶でも飲んでのんびり行きましょう
暑い時期にはアイスティーがいいですね