2018/06/23 15:05
Youtubeで好きなグループのMVを見てました
以前、「最近、CDが売れない」みたいな話題の中に
現代の若者はみんなYoutubeで音楽を聴くからCDが売れないんだ
みたいな話があったのを思い出しました
私(若者ではない)もそうですが「現代の若者」も
「もっと良い音で聴きたい」みたいな音質へのこだわりがあれば
もしかしたらYoutubeではなく、自分でCDを買って、
オーディオセットにもこだわって、
そこで満足いくクオリティの音楽を楽しむのかもしれませんが
結構、みんな「曲が聴ければいい」とばかりに
Youtube(とスマホ)の音で満足しているのかもしれません
MVを見ながら、そんなような話を思っていて
それは紅茶に似ていることなのかもなんてことを考えました
こだわりとそこからの解放
産地やブランド、価格にこだわって
もっともっと良いものをと思う気持ちがある一方で、世の中の多くの人は、
「聴ければいい」と思うように「飲めればいい」
と思ってるのかもしれません
もちろんこだわりを持つことは悪いことじゃないんです
音を追求するのも、好みの紅茶を追求するのも、素敵な趣味だと思います
けれど、それが世間のマジョリティではないかもね
という話です
音楽の世界は、テクノロジーの進化とともに
視聴環境の大衆化が進んで収入構造も変わり
大衆を音質から自由にすることで、あらたな経済を模索しているようです
紅茶の世界はどうでしょうか
もちろんテクノロジーが進化するということがなかなかない以上、
劇的な変化というのはむずかしいかもしれませんが
いまだに品質や産地(その強調による希少性訴求)、あるいはスタイルへのこだわりが
紅茶普及の道だと考えている方が大半を占めているような気がします
午後の紅茶をはじめとするペットボトル飲料の普及は
もしかしたら紅茶の世界のiPod(やNapster)、Youtube、Spotify……かもしれませんが
そこから爆発的な普及につながっているかというと、そうでもなさそうです
音質追求を切り離して新たなファン層を獲得した音楽のように
マニア路線を切り離して紅茶が新たなファンを獲得することができるのか
自分ならどんな風に新しい価値観を提示できるか
MVを眺めながら、ない知恵を一生懸命絞っていきたいなと思います
※※※来週からはお天気がいいとか。アイスティーがおすすめの季節です※※※