2018/06/09 12:47

張れや張れ ただゆるみなき梓弓 放つ矢先は知らぬなりけり

矢を射る際にはその行方に気を取られるのではなく、
ただ弓を強く張ることを考えろ
転じて
結果に気を取られずに、今、できることに全力であたれ
という意味の歌らしいです
(詠んだのは徳川光友、尾張徳川の2代藩主=家康のお孫さん)

とある方に紹介されて初めて知ったんですが、
「やらなくちゃ」とひりひりさせられる内容ですね

大森曹玄の「剣と禅」という本には先達の言葉を借りて
「張れや張れ」は向上発展・努力そのもの
「ただゆるみなき梓弓」は誠心による充実
「放つ矢先は知らぬなりけり」は絶頂からの飛躍、擺脱(はいだつ)
だと解説し、剣道(や茶道)における
「守・破・離」に通ずるものだとしています

未熟な現代人である我々にとっては
「つべこべ言わずにまずは全力でやれ」
というお話です。きびしい……(笑)


それこそ剣の道、茶の道に向き合っている方々は
日々、そうした強い気持ち、厳しい思いで、
自己と対話を続けているんだろうと思います
そしてそこまで「ガチ」じゃないとしても、レイヤーこそ甘っちょろくても、
私たちも日々、いろんなことと向き合って全力を求められている気がします

眼前の仕事に対してもそう
子育てや家事に向き合っている人もそうかもしれないし、
もっと砕けちゃえば、こうしたブログだってそうですね
まずはやれるだけやらなくちゃ、です

紅茶もそうかもしれないですね
いれ方の基本を知ってしまえば、あとは自分のスタイルで楽しめる
弓をしっかり張ることに集中できれば、あとは自分次第です



ちょっと何を書いているか分からなくなってきましたが
今日もおいしい紅茶を飲んでがんばりましょう(笑)