分からないけれど分かる話 | 犬猫紅茶店

2018/06/08 11:13

週末から来週の頭にかけて台風5号が来るそうで

台風が梅雨前線を刺激するから大雨に注意が必要だそうです

梅雨に入ったと思ったらいきなり台風なんてびっくりですね
大雨には気をつけましょう
ところで……



「梅雨前線を刺激する」
ってなんですかね?

台風が前線になんらかの変化を起こして
それが大雨に結びつく危険性がある
要は<前線×台風=大雨リスク>ということは分かるんですけど
「前線を刺激する」
は分かったようでよく分からないフレーズ、
いや、「分からないけれど分かるフレーズ」です

天気予報の表現だと「大気が不安定」も同じ感覚
要するに暖かい空気と冷たい空気がどうにかなって
突然雨が降ってきたりするんだろうなとは分かるんですけど
「大気が不安定」を理解しているかと言われると理解してない
これも「分からないけれど分かる」表現です

おそらくいずれもこちらが科学的な根拠を信用しているからこそ、
平易な例えで分かった気になれるものなんだろうと思います

お医者さんや看護師さんがよく使う手法でもありますよね
「ばい菌が悪さするから」
「○○○に命令がうまく届かない状態になっているから」
なんてよく病院で聞こえてくるような表現です

で、この「分からないけれど分かる」を悪用して
分かった気にさせちゃって悪どく金儲けをするのが
怪しい健康関連商品ですね

「●●●は活性酸素を退治してガンになるのを防ぎます」
みたいなやつ
根拠が不確かなままそれを示さず、例え話しだけで人を陥れる手法です

紅茶の世界ではどうなんでしょう
正直、私が聞いても分かったような分からないようなと思う話を
耳にすることもありますし、自分が話す立場としても
そんな風に思われているかもしれません

少なくとも根拠もなく「こうしろ、ああしろ」と言い切るのは止めたいものです

すべてに科学的根拠を示すことは難しいかもしれないけれど
せめて体感としてはしっかり語れるように、
そして、それが自分の感覚にすぎないんですよということは示しながら
「分からないけれど分かる」話をできるようになって
皆さんに紅茶を理解してもらえるように頑張らなくちゃなって思います