2018/06/07 12:03

普段、紅茶を販売しているとお客様からいろいろと声をかけていただくことがあります

「犬と猫を飲んで、紅茶って味が違うんだなってわかりました」
「猫を使ってアイスティーをおいしくいれられたのでうれしいです」
とか言っていただけることもあり、
そのたびにうれしさがじんわりと体に染み入る思いを味わわせてもらっています



そんな中でも印象に残っているのが以前からの紅茶仲間の方が
「雨の日の犬がおいしい」
と言ってくださったことでした

湿った空気、すこしほの暗い空、
そうした環境と犬の重みがありつつまろやかな味わいの相性が良いということでした

実際にみんながみんな「雨の日の犬」をおいしいと思うかどうかはわかりませんし
好みの話なので「わたしは晴れてる青空の下の犬の方が好き」という方がいたら
それはそれでとてもうれしいです
味の評価は十人十色でいいんです

それよりも、
「雨の日の犬」と言われたときに絵が浮かんでくるようだったことが印象的でした

犬猫紅茶店のお茶が誰かの想像力を刺激してくれたり
日常を豊かに描写するきっかけになってくれたり
そんな風に飲んでもらえたらうれしいなって思ったんです

当店の紅茶は気楽に飲んでいただく日常の紅茶にしてもらいたいと思っています
たんたんと過ぎる毎日の中で、肩に力を入れることなく
気楽にがぶがぶ飲める紅茶であってほしいなと思っています

雨の日も、晴れの日も、ウィークデーも週末も、
当たり前の日常にスッと溶け込むように飲んでもらえたら、すごくうれしいですね